Satin Chenilleの使い方

AU VER A SOIEのSatin Chenille。

フランスの高級老舗絹糸メーカーAU VER A SOIEのシルク製の美しいシュニーユ糸(日本ではシェニールと呼ばれています)。上質で光沢がとてもきれいな糸で、手触りも極上。柔らかくてずっと触っていたくなるような、ふわふわもふもふ感です。

初めて入荷した時、試しに使ってみたら、意外にすんなり使えたので、みんな大丈夫かなと思ってたんですが、こないだ使ってみたら、毛がぽろぽろ取れてしまって。なんでだろう、と少し研究してみたら、糸の向きがあることがわかったのでお伝えします。

最初に使った時はたまたま糸の向きが正しかったようです。

シュニーユ糸の使い方は習っていないので、あくまでスパンコリス流です。素材を美しく自由に使うという考え方で紹介しますね。

【重要】糸の向きをみる

糸の使用する向きを間違えると、少しの摩擦で毛がぽろぽろ落ちてきます。正しい向きで使うと、きれいに使えるので必ず確認です!

箱の中はくねくねした感じで入っているので、まず端を見つけます。端を見つけたら必要な長さを切ってください。

AU VER A SOIE Satin Chenille 2914

毛流れをみます。

Satin Chenilleのアップ写真

針をつけても、つけなくても糸を上にする方向は一緒です。たまに間違えるので、そっと、なでてみてください。

触ってみて、なだらかだったら向きは正しくて、毛が起きたら逆です。

A、針をつけてサテンステッチする

シュニーユの糸の向きを確認して上の部分3cm位の毛をとる。

糸が出てくるので撚りをとると2本になります。針はシェニール用がおすすめです。

針をつけます。

糸を穴に通して外れないように結んでください。

まず布に目打ちで穴をあけます。

目打ち

布に通す時は目打ちで穴を開けてから、通してください。摩擦で毛が抜けます。

穴の大きさは糸とほぼ同じか、糸よりちょっと大きめがいいです。ひっかかったらすぐにわかるので、無理に糸を引かず、そこで糸を切って、穴を少し大きくしてから進めてください。無理に糸を引くと、毛がぽろぽろと落ちます。

写真のように2回糸を渡してからサテンステッチをします。

最後の糸どめは後ろの糸に

2回通します。

B、別の糸でサテンステッチ風にする

Chenilleと近い色の糸を針に通します。

シュニーユの上下を確認してください。この場合も正しい向きで使うことできれいに刺せます。

糸で2ヶ所とめます。上の余分な糸は切ってください。

うまくとまらない場合は見えない場所で極小の空ステッチをしてください。下の過程でも、糸を渡すごとに空ステッチをしながら進めることで、きれいに縫えます。

やりやすい方でやってみてくださいね。

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